職務経歴書の空白期間(ブランク)の書き方|期間の示し方と職務要約での触れ方

公開日 2026-10-16/更新日 2026-10-16

「前の会社を辞めてから1年あいている。職務経歴書にどう書けばいいのか」「空白の理由を全部書かないといけないのか」。空白期間(ブランク)がある人が、職務経歴書で手を止めるのはここです。

どこまで事情を書けばよいか、迷うこともありますよね。書き方を決めてしまえば短く済みますし、事情を細かく打ち明ける必要もありません。

腕を組んで悩んでいる人のイラスト

この記事でおすすめするのは、期間は偽らず、理由は自分で選んだ範囲で短く書く方法です。職務経歴書は「何ができるか」を伝える書類です。具体的には、空白期間を会社の欄のあいだに1行で示し、職務要約で1〜2文触れる形を紹介します。

応募先から様式や記入の指定があるときは、それに従ってください。記入例はすべて架空です。数字・資格・状況は、自分の事実に置き換えて使ってください。

履歴書の学歴・職歴欄は「履歴書の書き方」、職務経歴書の4つの欄の基本は「職務経歴書の書き方」にまとめています。

結論(3行で)

  • 前の会社の退職月と次の会社の入社月を正しく書けば、期間は読む人に分かります。あいだに1行、何をしていたかを短く添えます。
  • 理由は種類が分かる程度で足ります。病名や家族の事情の詳しい中身まで書く必要はなく、どこまで書くかは自分で決めます。
  • 空白期間に続けたこと(学習、短期の仕事、ボランティア、家庭での役割)があれば書けます。無いなら、無理に作りません。

空白期間は、どこに・どう書くか

職務経歴書には決まった様式がありません。読みやすいのは次の形です。

  • ① 職務要約:経歴の流れの中で、空白期間に1〜2文触れる
  • ② 職務経歴(会社ごとの欄):前の会社と次の会社のあいだに、期間と何をしていたかを1行
  • ③ 経験・スキル、資格:空白期間中に身につけたもの・取得した資格があれば、必要な分だけ
  • ④ 自己PR:ふだんどおり強みと場面を書く。空白期間中の経験が応募先の仕事に関係するなら、ここで触れてもよい

応募先の様式に「離職期間の理由」のような欄があれば、そこに書きます。応募先から記入の指定がなければ、すべての期間に理由を書く決まりはありません。読む人の疑問が残りにくいので、この記事では種類を1行添える形をおすすめしています。

① 職務要約:流れの中で1〜2文触れる

職務要約は最初に読まれます。期間の流れが分かるよう、経歴の中で短く補足する方法があります。

記入例(架空)

2018年4月から5年間、食品卸の会社で営業事務として受発注の入力と請求書の作成を担当し、2023年3月に退職しました。その後、家族の介護のため約1年間仕事を離れ、2024年4月から契約社員として物流会社の事務を担当しています。正確に処理し、確認の手順を自分で決めて守ることを強みとしています。

空白期間に触れているのは「家族の介護のため約1年間仕事を離れ」の1か所だけです。介護の相手や病状は書いていません。

② 職務経歴:会社の欄のあいだに1行

空白期間を会社のあいだに1行で書く図。新しい順に、2024年4月〜現在 株式会社○○ 事務(契約社員)、2023年4月〜2024年3月 家族の介護のため離職・簿記3級を学習し合格、2018年4月〜2023年3月 株式会社△△ 営業事務(正社員)。書くのは期間・種類・続けていたことだけで、病名や細かい事情は書かなくてよい。例は架空

会社ごとの欄は、いつもどおり「期間・会社名・担当した仕事・実績」を書きます。空白期間は、前の会社の欄のあと(新しい順に書く場合は、次の会社の欄のあと)に1行入れます。

記入例(架空・新しい順)

株式会社○○(2024年4月〜現在)物流事業部 事務(契約社員)
・配送伝票の入力と照合(1日 約150件)、ドライバーからの問い合わせ対応
・入力後に前日分と見比べる確認を続け、誤入力による再配送を出していない

2023年4月〜2024年3月:家族の介護のため離職。介護と並行して、日商簿記検定試験3級を学習し2024年2月に合格

株式会社△△(2018年4月〜2023年3月)営業部 営業事務(正社員)
・営業担当6名のサポートとして、受発注の入力と請求書の作成(月 約250件)
・請求書の宛名・金額を送付前に一覧で見直す手順を作り、差し戻しを減らした

空白期間の行に書いたのは、期間・種類・続けていたことの3つだけです。学習や資格のように仕事につながることがあれば、同じ行に添えます。

理由は、どこまで書くか

病気・けがの療養

  • 書き方:「療養のため離職」。実際に回復して働ける状態のときだけ、「現在は回復し、就業に支障はありません」を添える
  • 書かなくてよいこと:病名、通院の内容、診断の詳細

家族の介護・看護

  • 書き方:「家族の介護のため離職」
  • 書かなくてよいこと:相手との関係の詳細、病名、現在の状態の詳細

出産・育児

  • 書き方:「出産・育児のため離職」
  • 書かなくてよいこと:子どもの人数や年齢の詳細

転職活動が長引いた

  • 書き方:「転職活動のため離職」。並行して学んだことがあれば添える
  • 書かなくてよいこと:不採用の回数や経緯

資格取得・学び直し

  • 書き方:「◯◯の取得に向けた学習のため離職。◯年◯月合格」
  • 書かないこと:未取得の資格を、取得済みのように書く

短期の仕事・アルバイトをしていた

  • 書き方:職歴として書ける(雇用形態を明記)。応募先の指定(職歴の範囲)があればそれに従い、期間は偽らない
  • 書かないこと:書かない場合も、その期間を別の理由で埋める

書類に書くのは、種類が分かる程度で十分です。健康や家族の詳しい事情を書くことは必須ではなく、どこまで書くかは本人が決めます。仕事で配慮が必要なことを伝えるときも、どこまで伝えるかは自分で選べます。面接で聞かれたときに、事実を短く話せるよう準備しておくと安心です。

療養の場合の「現在は就業に支障はありません」は、実際にその状態のときだけ添えます。書くかどうかも自分で決めて構いません。

空白期間中にしていたことの書き方

続けていたことがあれば、仕事につながる形で書けます。無いなら、無理に作りません。

  • 学習・資格:「◯年◯月〜◯月、◯◯の学習。◯年◯月に合格」。未取得なら「取得に向けて学習中」と書き、取得済みと分けます。
  • 短期の仕事・アルバイト:職歴として書けます。「アルバイト(週3日・1日5時間)」のように、働いた量を添えます。
  • ボランティア・地域の活動:人と関わった、役割を任されたという事実があれば1行で。
  • 家庭での役割:介護や育児の中で続けたこと(記録、連絡の調整、スケジュール管理)を、応募先の仕事に合わせて1行で書くこともできます。細かい事情は要りません。

記入例(架空・経験・スキルの欄)

・受発注・配送伝票の入力と照合(5年)
・請求書の作成と送付前の確認手順の整備
・日商簿記検定試験3級(2024年2月 合格)
・普通自動車第一種運転免許

空白期間が複数ある・長い場合

  • 複数ある:行を入れるなら、どれも同じ書き方にそろえます。1か所だけ詳しく書くと、かえって目立ちます。
  • 数年と長い:期間と種類を書くのは同じです。職務要約に「その後、◯年◯月から就業に向けて◯◯を始めた」のように、今に向かう流れを1文足すと伝わります。
  • 直近が空白:職務経歴の最後(新しい順なら最初)に「◯年◯月〜現在:◯◯のため離職。◯年◯月から就職活動中」と1行書きます。

やってはいけない書き方

  • 前の会社の退職月や次の会社の入社月をずらして、空白を短く見せる(履歴書と食い違います)
  • 働いていた期間を、別の理由(療養・学習など)で埋めて事実と違う説明にする
  • 取得していない資格を「取得」と書く
  • 病名や家族の病状など、書く必要のない詳しい事情を書類に書き込む
  • 空白期間を書類の中で何度も謝る(「ご迷惑をおかけしますが」など)

ポチレキで作るときの動き

ポチレキの職務経歴書は、入力画面が「基本情報」「職務経歴」「スキル・自己PR」の3つに分かれています。

  • 空白期間のために会社のカードを作らないでください。 カードは勤め先として印字されます。空白期間に触れたいときは、前後どちらかの実際の会社のカードの「業務内容」の末尾に「2023年4月〜2024年3月:家族の介護のため離職」のように1行添えるか、職務要約の中で触れます。
  • 「入力補助(職種の例文を入れる)」で職種を選ぶと、空の欄に例文が入ります。例文は自分の事実に置き換え、職務要約には空白期間に触れる1〜2文を自分で足してください。
  • 分からない欄(資本金・従業員数など)は空のままで大丈夫です。空の欄はPDFに出ません。
  • 会員登録なしでも作成・PDF取得ができます。

まとめ

考えごとをしながら、これまでを振り返っている人のイラスト

まずは前の会社を辞めた月と、次に働き始めた月(または今)を書き出してみてください。そのあいだを1行で言うならどうなるかが決まれば、あとは書き方に当てはめるだけです。

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あわせて読むページ:職務経歴書の書き方、履歴書の書き方、パート用の履歴書テンプレート(ブランクのある履歴書の書き方の要点)

イラスト:Loose Drawing(色を一部変更)。図は架空の記入例をもとに作成しています。

よくある質問

Q. 職務経歴書に空白期間は書かないといけませんか?
A. 期間は偽りません。前の会社の退職月と次の会社の入社月を正しく書けば期間は分かるので、そのあいだに1行、種類が分かる程度に何をしていたかを添える書き方が一例です。応募先の指定があればそれに従います。

Q. 空白期間の理由は、どこまで詳しく書きますか?
A. 「療養のため」「家族の介護のため」「資格取得の学習のため」のように種類が分かる程度が一例です。病名や家族の事情の詳しい中身を書く必要はなく、どこまで書くかは本人が決めます。詳しく聞かれたときに、面接で事実を短く説明できるよう準備します。

Q. 空白期間に短期のアルバイトをしていました。空白期間として書きますか?
A. 職歴として書けます。応募先の指定(職歴の範囲)があればそれに従い、期間は偽りません。書くときは「アルバイト(週3日・1日5時間)」のように雇用形態と働いた量を添えます。

Q. 空白期間が2年以上と長い場合はどう書けばよいですか?
A. 書き方は同じです。期間と種類を1行で書き、職務要約では「◯年◯月から就業に向けて◯◯を始めた」のように、今に向かう流れを1文足す方法があります。

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