「8社も勤めたので、職歴の欄に入りきらない」「短かった会社は書かなくてもいいのでは」。転職の回数が多い人が、履歴書でいちばん手が止まるのがここです。
欄が足りないと、どこを削ればいいのか迷いますよね。削らなくても、行を減らす書き方があります。

基本は会社を省かずに、書き方を変えて行を減らすことです。なお、応募先が「直近の◯社」のように職歴の範囲を指定しているときは、その指定に従ってください。この記事は、指定がないときの書き方です。記入例はすべて架空なので、自分の事実に置き換えて使ってください。
結論(3行で)
- 職歴は、在籍が短かった会社も省かずに書きます。
- 行が足りないときは「入社と退社を1行にまとめる」「仕事の中身は職務経歴書に書く」「学歴は高校入学から書く」の3つで収めます。
- ポチレキの標準の履歴書は、学歴・職歴が15行を超えると、同じ会社の入社と退社を自動で1行にまとめます。
まず守ること:事実と違う経歴にしない
短い会社を黙って抜くと、職務経歴書や面接での説明と食い違います。事実と違う経歴を出したと受け取られることもあります。
行が足りないときにすることは、会社を省くことではありません。次の3つの方法で、同じ内容を少ない行に収めます。
方法1:入社と退社を1行にまとめる
いちばん行が減る方法です。ふつうは入社で1行、退社で1行を使います。退社を入社の行のかっこの中に入れて、1行にします。

まとめた後の記入例(4社分。記入例は架空)
| 年 | 月 | 学歴・職歴 |
|---|---|---|
| 2016 | 4 | 株式会社○○ 入社(2018年3月 一身上の都合により退社) |
| 2018 | 4 | 株式会社△△ 入社(2019年9月 一身上の都合により退社) |
| 2019 | 10 | □□株式会社 入社(2021年3月 契約期間満了により退社) |
| 2021 | 4 | 株式会社◇◇ 入社 |
| 現在に至る | ||
| 以上 |
8社に勤めた場合、入社と退社を別の行に書くと職歴だけで16行になります。1行にまとめれば8行です。
気をつける点は2つです。
- 年と月の欄には入社した年月を書き、退社した年月はかっこの中に書きます。
- 全部の会社を同じ書き方にそろえます。まとめた会社とまとめていない会社が混ざると、読みにくくなります。
方法2:仕事の中身は職務経歴書に書く
履歴書の職歴欄には、会社名と入社・退社だけを書きます。配属された部署や担当した仕事、実績は職務経歴書に回します。
「営業部に配属」「店長に昇格」まで1行ずつ書いていると、会社が多い人はすぐに行が足りなくなります。
職歴の最後の「現在に至る」の下に、次の1行を添えます。
詳細は職務経歴書に記載
これで読む人は「続きは職務経歴書にある」と分かります。履歴書は会社の一覧、職務経歴書は仕事の中身。役割を分けるのがコツです。

方法3:学歴は高校入学から書く
高校に進学した人は、高校入学から書く形が一般的です。中学校は書かなくて構いません。
高校に進学していない人は、中学校卒業など本人の最終学歴を省かずに書きます。応募先の様式に「中学校卒業から」のような指定があれば、それに合わせてください。
大学を卒業した人なら、高校入学・高校卒業・大学入学・大学卒業の4行です。学校名と学部・学科は、略さず正式な名前で書きます。
退職理由の書き方
退職の理由は長く書かず、決まった言い方を使います。
| 退職の理由 | 書き方 |
|---|---|
| 自分の都合で辞めた | 一身上の都合により退社 |
| 会社の都合で辞めた(倒産、事業の縮小など) | 会社都合により退社 |
| 契約の期間が終わった | 契約期間満了により退社 |
今も勤めている場合は、最後の会社の行の下に「現在に至る」と書きます。職歴の最後には、右寄せで「以上」と書きます。
やってはいけない書き方
- 応募先の指定がないのに、在籍が短かった会社を書かない
- 在籍した期間を、実際より長く書く
- 会社名を「(株)」と略す(「株式会社」と書きます)
- 西暦と和暦を混ぜる(書類全体でどちらかにそろえます)
ポチレキで作るときの動き
ポチレキの標準の履歴書は、学歴・職歴の枠が15行です。行が多い人のために、次のように動きます。
- 15行を超えると、同じ会社の入社と退社を自動で1行にまとめて印字します。 入力した内容は変わりません。別の行のまま印字したいときは、入力画面でその場で戻せます。
- 1行が長いときは、その行の文字を小さくして収めます。 それでも入らないほど長いときだけ、その行の中で2行に分けます。
- まとめても15行を超えるときは、行と文字を小さくして1枚に収めます。
- 会社名が前後で違う行や、「入社(契約社員)」のように言葉を足した行はまとめません。間違ってつなげないためです。
まとめ

会社の数が多いことは、書き方で十分に整理できます。まずは勤めた会社を古い順に書き出して、何行になるか数えてみてください。15行を超えそうなら、方法1から試すのがおすすめです。
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イラスト:Loose Drawing(色を一部変更)。図は架空の記入例をもとに作成しています。
よくある質問
Q. 3か月で辞めた会社も、履歴書に書かないといけませんか?
A. 応募先の指定がなければ書きます。在籍が短い会社も省かずに書き、行が足りないときは、入社と退社を1行にまとめて行を減らします。応募先が職歴の範囲を指定していれば、それに従います。
Q. 入社と退社を1行にまとめるのは、失礼になりませんか?
A. 行が足りないときの書き方として使われています。全部の会社を同じ書き方にそろえると読みやすくなります。応募先の様式に記入例があれば、それに合わせます。
Q. 転職回数が多いとき、学歴はどこから書けばよいですか?
A. 高校に進学した人は、高校入学から書く形が一般的で、中学校は書かなくて構いません。高校に進学していない人は、本人の最終学歴を省かずに書きます。応募先の指定があれば、それに従います。
Q. 職歴が多くて、どうしても履歴書に書ききれません。
A. 履歴書には会社名と入社・退社だけを書き、「詳細は職務経歴書に記載」と添えて、仕事の中身は職務経歴書に書きます。ポチレキでは、枠を超えた分は行と文字を自動で小さくして1枚に収めます。